異材弁別・硬度測定装置

電磁誘導試験法による材料検査の分野で高い実績をもつフェルスター社の電磁測定装置。披検査材をハイパワーで磁化して得られる電磁誘導信号の変化を正確に読み取り、最新の統計手法により金属部品の熱処理後の評価や異材弁別及び表面硬度・引張強度の評価を行えます。

MAGNATEST（マグナテスト）D

Windowsベースのフルディジタルタイプ。ハイパワー励磁による高い弁別能力と高周波成分の性能強化による分解能力のアップを実現しました。自動車部品の製造ラインでの使用はもちろんのこと、測定精度を要求される研究所での使用にも対応できます。

MAGNATEST Dは、世界中の自動車業界において、完全自動かつ単一コイルで絶対値測定モードの磁気誘導検査による材料特性検査では、最もよく用いられます。

高励起電流と複合解析電子回路の組み合わせで、非常にわずかな結晶構造の不整合でも特定されます。タッチディスプレイにはっきりと表示される検査結果は、検査部品の統計データ、ヒストグラム表示および検査データのエキスポートによって添付記録されます。

MAGNATEST Dはオプションの電子的切り替えのマルチプレクサーによって多数のコイルを用いる運用でもカバーできます。ユニットは上位の品質管理システムに接続するための通信ポートを有しています。

また、ソフトウェア Magna-Clarisは、最大 250個の校正サンプルによる線形回帰分析が使えます。このソフトウェアは硬度や有効硬化層深さなどの特性数値を計算できます。

FOERSTERの子会社であるMP社（Magnetische Prüfanlagen GmbH）は、金属構造検査において高調波解析の性能の優れた製品を製造しています。これは、温度やバッチの影響や、検査材の位置や製品形状公差の影響を少なくすることが出来ます。

磁化曲線は、フーリエ変換によって搬送波と高調波(搬送波の倍数)に分離できます。周波数スペクトルは、全て奇数の周波数で構成されます。すなわちf1(搬送波)、f3、f5,f7..等です。高調波の解析は検査材の特性の付加的情報が得られます。

金属部品の異材弁別
軸受部品熱処理判定/研磨焼け検査/異材弁別
- 電磁誘導式渦電流検査装置によるベアリングの鋼球の品質管理
合金鋼異材弁別
鍛造品の硬度管理
自動車用部品の熱処理判定/硬度検査及び管理
Ex.ベアリング・ハブ・ナックル・CVJ・ドライブシャフト・変速ギア・
ギヤーラック・等速ジョイント・ピストンロッド・クランクシャフト等

基本機能を集約したローコストタイプ。増設を容易にする小型モジュール型検査器です。パワーアンプとの組み合わせによりマグナテストDと同等の励磁力を可能にします。

金属部品の異材弁別
軸受部品熱処理判定/研磨焼け検査/異材弁別
- 電磁誘導式渦電流検査装置によるベアリングの鋼球の品質管理
合金鋼異材弁別
鍛造品の硬度管理
自動車用部品の熱処理判定/硬度検査及び管理
Ex.ベアリング・ハブ・ナックル・CVJ・ドライブシャフト・変速ギア・
ギヤーラック・等速ジョイント・ピストンロッド・クランクシャフト等