圧延工程での検査

圧延工程での検査

熱間圧延線材を圧延工程で直接検査することは、検査システムに大変な負荷がかかります。そのため、弊社のシステムは1200℃までの材料温度に耐えられるよう設計されており、最高秒速150mの検査速度でも信頼性の高い結果を得ることができます。

水冷式のDEFECTOTHERM試験コイルは、極端な条件下での使用にも適した渦電流方式を採用しているため、線材を圧延ラインで直接検査することができます。望ましくないロールきず、亀裂、へげなどの材料欠陥を確実に検出します。

DEFECTOTHERM試験コイルは、DEFECTOMAT試験・評価エレクトロニクスと組み合わせ、連続工程で使用されます。試験コイルは、5mmから60mmまでの材料径に対応しています。

線材の品質の評価には、検査後に欠陥分布の統計的評価(セクション品質指数)を実行し、総合的な工程監視の目的で、線材コイル全体の分析(ロッド品質指数)を実施します。また、サマリー統計で見落とされるような重大な個別欠陥の評価も行います。

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